・結婚式ムービー(ウェディングムービー)の種類や相場について
・結婚式ムービー(ウェディングムービー)の予算を抑える方法
わらを
・30歳の医療従事者、1児の父親。
・FP3級、簿記3級を3ヶ月で取得。
・夫婦でブログを運営しております。
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結婚式で感動する演出といえば、結婚式ムービー(ウェディングムービー)ですよね。
友達や親戚の結婚式などでムービーをみて思わず涙した人も多いのではないでしょうか。
となると、自分たちの結婚式でも欠かせない演出のひとつです。
しかし、結婚式場で見積もりを出してもらった際、想像以上に料金が高くて驚いた方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、ウェディングムービーを制作する3つの方法それぞれのメリット・デメリットとウェディングムービーを費用を抑える・節約する方法について紹介いたします。
前提として、まずムービーの製作方法には3つの方法があります。
・式場に依頼する
・外部業者に依頼する(外注)
・自分で動画作成する(自作)
それぞれの相場は以下の通りです。
式場に依頼する | 外部業者に依頼する | 自分で作成する | |
料金相場 | 25〜50万円 | 10〜20万円 | 0〜3万円 |
選ぶポイント | ・いちばん高額になる ・いちばん楽である | ・安くてクオリティが高いムービーが作れる ・業者の数が多く探すのが大変 | ・いちばん安くできる ・難易度が高く、時間がかかる |
結婚式ムービー(ウエディングムービー)の種類とは?
結婚式ムービー(ウェディングムービー)には、結婚式当日の様子などを記録して残しておくための当日撮影ムービーや自分たちが演出や余興として使う演出用ムービーがあります。
結婚式ムービー(ウェディングムービー)の種類は以下のような種類があります。
順番に解説していきましょう。
当日撮影ムービー
当日撮影ムービーとは、結婚式当日の様子をムービーとして撮影してもらうことです。
種類としては、スタンダードな結婚式1日をまるごと収録したものや、ドキュメンタリーのような形で1日をダイジェストで編集してくれるなど、式場によっても様々です。
結婚式後にデータとして受け取ることができます。
挙式・披露宴や自分たちがいない間のゲストの様子まで記録してくれるので、あとで見返すことで思い出を振り返られます。
結婚式当日は新郎新婦は緊張と忙しさで、あまり周りを見る余裕がありません。
撮影されたムービーから自分たちやゲストの様子を見ることができます。
挙式後にどんな様子だったか見たい人には、おすすめですよ!
演出用ムービー
演出用ムービーとは、ゲストに楽しんでもらえるよう披露宴などで演出として上映するムービーのことです。
他人の結婚式などで演出用ムービーをみて感動したりしたことあるのではないでしょうか?
演出用ムービーはいろんな種類があります。
おもに準備する代表的な演出用ムービーは以下の3つです。
・オープニングムービー
・プロフィールムービー
・エンディングムービー
・オープニングムービー
披露宴で新郎新婦が入場する直前に流すムービーのことです。
披露宴の開幕を盛り上げるムービーなので明るく、華やかな演出にすることが多いです。
自分たちが出演するオシャレなものから、パロディ風の面白いムービーといろんなジャンルのオープニングムービーがあります。
自分たちの挙式のテーマに相応しいムービーを選ぶのも楽しいでしょう。
上映時間は1分〜2分程度と短めがおすすめです。
料金は式場によりますが、自分が挙式した式場は約3万円くらいでした。
・プロフィールムービー(生い立ちムービー)
新郎新婦それぞれの生い立ちから、出会い、馴れ初めまでを紹介するムービーになります。
ゲスト側も思い出を振り返ることができたり、新郎新婦のことを知れる演出なので盛り上がること間違いないでしょう。
上映時間は5〜8分程度が多いようです。
料金はオープニングと同じく約3万円でした。
完全オリジナルのムービーをお願いすると、約9万円と料金が上がってしまいました。
・エンディングムービー(エンドロール)
披露宴の最後に流すムービーのことです。
親族やゲストへの感謝をメッセージで流して伝えたり、感動的な終わりを締めくくったりすることができます。
特に、結婚式当日に撮影した映像を編集してエンドロールに流すことのできる「撮って出しエンドロール」も人気があります。
披露宴の最後を締めくくるエンディングムービーは自分たちも感動しました。
撮って出しエンドロールになると費用としては、10〜25万円くらいかかり、撮影してもらう範囲によって値段が異なりました。
でも撮って出しエンドロールは、ゲストからの評判もすごく良かったです。
その他の演出ムービーについては以下のようなものがあります。
・ウェルカムムービー
・メッセージムービー(余興ムービー)
・サンクスムービー(レタームービー)
上記は自分たちの好みで準備をするかどうか決められるムービーになります。
ありきたりな結婚式にしたくない方には、盛り上がること間違いなしの演出ムービーです。
また、式場に提携している制作会社がいる場合には、オプションとしてプランに追加できることもあります。
・ウェルカムムービー
結婚式場の入り口や受付台などに、モニターやタブレットなどで映像を流してゲストをお迎えするムービーのことです。
よくあるウェルカムボードのムービーバージョンのようなものです。
通常のプランではないので、オプションになってしまうことが多いですが、式場でやりたい方はオプションであるかどうかなども含めて確認しておきましょう。
あまり見ることがないと思うので、ゲストの印象に残ること間違いなしでしょう。
・メッセージムービー(余興ムービー)
友人などがサプライズで撮影して余興で流すムービーのことです。
近年、コロナなどで余興ができないことが多かったので、友人にムービー作成をお願いすることもあったようです。
サプライズで新郎新婦がお世話になった学校の先生や職場の人などにメッセージもらい、お祝いメッセージリレーなども有名ですね。
・サンクスムービー(レタームービー)
新郎新婦が両親やゲストに向けて感謝の気持ちを伝えるムービーです。
また、新郎新婦が両親へ感謝の手紙を読むのが恥ずかしい場合にムービーすることで、普段言えない感謝やありがとうを伝えることもできます。
自分たちも両親へ向けてサンクスムービーを作りました。
普段言えないことを伝えられたのでやってよかった演出です。
結婚式ムービー(ウェディングムービー)の費用相場は?
次に、作成方法それぞれの費用相場について説明します。
ウェディングムービーは作成方法や種類によって費用が大きく変わってきます。
今回は、作成方法ごとに「当日撮影ムービー」「演出用ムービー」「総費用」の3つ費用を比較しました。
※演出ムービーは、オープニング・プロフィール・エンディングの3つを想定した費用になっています。
式場や外部業者によっては価格に違いがありますので、ご了承ください。
結婚式場で依頼した場合の費用相場
・当日撮影ムービー:約10〜25万円
・演出用ムービー:約15〜30万円
(オープニング約3万円、プロフィール約3万円、エンディングムービー約10〜25万円)
総費用:約25万〜50万円程度
当日撮影ムービーは、撮影時間や種類によって料金が異なります。
例えば自分たちが挙げた式場では
・スタンダードムービー(60分):10万円
・スタンダードムービー ロングVer(120分):16万円
・ダイジェストムービー(20分):20万円
・ダイジェストムービー ロングVer(120分):24万円
などがありました。
演出用ムービーは、
主に式場で依頼できるムービーは、オープニングムービー・プロフィールムービー・エンディングムービーです。
式場によると思いますが、エンディングムービーは当日撮影ムービーとセットなって多少安くなるところもあります。
セットになっている場合は、当日撮影用ムービー+エンディングムービー(撮って出しエンドロール有)で約35万円くらいでした。
エンディングムービーの「撮って出しエンドロール」は、撮影する範囲によって料金が10〜25万円くらい変わるような形です。
自分たちが挙げた式場では
・挙式〜フラワーシャワーまでで約10万円
・挙式〜お色直し前までで約16万円
・挙式〜新郎新婦の手紙前までで約25万円
という料金形態でした。
そのほかに流したいムービーがある場合は、オプション扱いになるのでさらに高くなります。
式場に全部お願いすると全体的に高くなる印象です。
ムービーにこだわりたい、予算を抑えたいと思う方であれば、全部式場に依頼するのはおすすめできません。
外部業者に依頼する(外注)場合の費用相場
・当日撮影ムービー:約8〜10万円
・演出用ムービー:約5〜8万円
総費用:約10万〜20万円程度
当日撮影ムービーは、
外部依頼の場合、式場依頼でしか挙式の撮影ができなかったり、制限がある場合があります。
また、式場によって「撮って出しエンドロール」が式場依頼のみしかできないこともあるので、注意が必要です。
ですが式場と異なり、中間マージンがないため外注の方が安く依頼することができます。
演出用ムービーは、
外部業者によって、デザインや雰囲気が多様なため自分で選んで依頼する必要があります。
価格帯としては、ひとつのムービーあたり、1〜3万円くらいと幅があります。
また、「セット割」があるところでは3本セットで依頼することで安くなるので、同じところですべて依頼する方がお得になることもあります。
基本的には式場に依頼するより、費用を抑えることができます。
注意点としては、式場によって持ち込み料が発生する場合があります。
あらかじめ式場に確認しておくようにしましょう。
自分で動画作成(自作)する場合の費用相場
・当日撮影ムービー:1〜2万円
・演出用ムービー:0〜3000円
総費用:約3万円
当日撮影ムービーは、
親族や友人にビデオカメラで撮影をお願いする方法があります。
お願いして撮影してもらうので料金自体はかかりませんが、お礼として1〜2万くらいを渡すのがマナーとして良いでしょう。
ですが、撮影している親族や友人はあくまでゲストです。
撮って出しエンドロールはゲストを含めての当日撮影・編集・投影になるので、不可能と言っても良いでしょう。
演出用ムービーは、
自分が全て手作りする場合、かかる費用は式場に持ち込むときに必要なDVDの代金(約3,000円)くらいなのでかなり安く抑えることができます。
今はスマホひとつで動画編集することもできるので、編集が得意な人にはおすすめです。
ただし、パソコンなどで動画編集ソフトを持っておらず、購入する場合は1〜2万円くらいの費用がかかります。
3つの作成方法のなかで、いちばん費用を安く抑えることができます。
とはいえ、難易度は高いです。
ムービー作成は初心者の方だと間違いなく苦戦します。
私は6ヶ月くらい前から準備して、完成させました。
それぞれの制作方法によるメリット・デメリットについて
結婚式場で依頼した場合のメリット・デメリット
・いちばん楽にムービーを作ることができる
・クオリティが担保される
・料金がいちばん高い
・演出用ムービーはスタンダードなものしか作れず、オリジナリティはない
当日撮影ムービー | 演出用ムービー | Total | |
料金相場 | 約10〜25万円 | 約15〜30万円 | 約25万〜50万円 |
式場で依頼する場合の最大のメリットは、自分たちの労力なくしてムービーを作成してもらえるところです。
基本的にはムービーで流すための写真を提出するだけで、ムービーを作成してもらえます。
オリジナルムービーを作る場合は、外部施設での動画撮影を行なったり日程調整をしたりする場合がありますが、ウェディングプランナーの方と相談して色々と手配してくれるのでそんなに手間はかかりません。
式場側はムービーの作成に慣れているプロですから、ある程度のクオリティも担保されるでしょう。
逆に、式場で依頼するデメリットは、料金がいちばん高くなってしまうところです。
また、演出用ムービーは用意されているテンプレートを選んで作成するので、オリジナリティが少ないものが多いです。
式場でオリジナルムービーを作成するとなると、さらに値段は高くなります。
・時間的な余裕がなく、手間をかけたくない方
・金銭的な余裕がある方
・動画の作成に関して、こだわりが特にない方
外部業者に依頼する(外注)場合のメリット・デメリット
・式場より安く、クオリティの高い動画を作ることができる
・業者によっては、式までに時間がなくてもムービー作成をしてくれる
・自分で外部業者を探して、依頼する必要がある
・式場側からの持ち込み使用料や楽曲使用料の請求、著作権による画像・楽曲の使用可否のある場合がある
当日撮影ムービー | 演出用ムービー | Total | |
料金相場 | 約8〜10万円 | 約5〜8万円 | 約10〜20万円 |
外部依頼の最大のメリットとしては、式場よりも料金が安く、クオリティが高い動画を作成してもらうことができます。
外部業者によっては、提出まで時間がない方なども数日で納品可能なところもありますので、急ぎでムービーが必要な場合にもおすすめです。
外部依頼のデメリットは、自分で外部業者を探して依頼する手間がかかることです。
外注では、ウェディングムービーを専門でやっている業者やフリーランスの方など数多くいます。
数多くの外注業者がいる中で選ぶのはなかなか難しいですが、SNSやネットで調べるといろんなところがありますので、気になる業者をチェックしておくと良いでしょう。
また、外部依頼で料金を安くしても、式場側で持ち込み料や楽曲使用料などを取られる場合もあります。
「式場依頼した場合」と「外部依頼+持ち込み料の場合」で合計金額を確認して決めるのが良いでしょう。
他にも著作権に関することなど注意点があると思うので、必ず式場に確認する必要があります。
わたしのおすすめサイトはこちらになります。
・ナナイロウエディング
・WEDDING WISH
・MOVIERU(むびる)
また、フリーランスに依頼するには『ココナラ』などのサイトを活用して探してみるのも良いでしょう。
いろんなサイトをみて、自分の理想のムービーを作ってもらえるか探してみるのも面白いです。
・自分好みのムービーを低価格で作成してもらいたい人
・手作りする技術、時間がないが高いクオリティのムービーにしたい人
自分で動画作成(自作)する場合のメリット・デメリット
・いちばん安く費用を抑えることができる。
・自分の思い通りのオリジナルムービーを流すことができる。
・動画編集の知識がないと難易度が高い。
・プロに比べるとクオリティーが低くなりがち。
当日撮影ムービー | 演出用ムービー | Total | |
料金相場 | 0〜2万円 | 0〜3,000円 | 約3万円 |
自作する最大のメリットは、ムービーの料金をいちばん安く抑えられることです。
また、自分の思い通りのシナリオや演出にできるので、世界でひとつのオリジナルムービーにすることができます。
費用に関しては、動画編集ソフトを持っていれば、ムービーをDVDにうつして納品ためのDVD代(3,000円)くらいで済みます。
しかし、動画編集ソフトを持っておらず、契約または購入をする場合はおよそ1〜2万くらいかかってしまいます。
ソフトによっては無料でインストールできるものもありますが、限られた機能しか使えないこともありますので注意しましょう。
自分が使用した動画編集ソフトはこちらになります。
デメリットとしては、難易度が高いことです。
自作をする前提として、パソコン(またはスマホ)で動画編集ができるソフトがあること、写真や画像の編集などある程度の知識がないと難しいことなどがあります。
・最大限に予算を抑えたい人
・時間に余裕がある人
・一から自分でオリジナルのムービーを作りたい人
・動画編集が好き、またはやってみたいと思っていた人
ウェディングムービーの費用を抑える・節約するコツ
これまで、式場依頼・外部業者依頼・自分で動画作成する(自作)の3つを紹介と、これらのメリットとデメリットを紹介してきました。
しかし、自分たちが置かれている環境(金銭面や挙式当日まで時間がない)などで悩んでいる方も多いはず。
式場依頼だけより費用を抑えたいけど、自作で作る時間もない
式場で撮って出しエンドロールを使いたいけど、他のオープニングやプロフィールは作りたい
そんな時は、3つの制作方法の良いとこだけを選ぶのがベストです!
例えば、
例1)
・当日撮影ムービーとエンディングムービー(撮って出しエンドロール):式場に依頼
・演出用ムービー
オープニングムービーを外部業者に依頼
プロフィールムービーやサンクスムービーは自分で作成する
など紹介した3つを組み合わせることで、全て式場に依頼するよりも、費用を削減することが可能です。
わたしたちの結婚式では、
例2)
・当日撮影ムービーとエンディングムービー(撮って出しエンドロール)、プロフィールムービー:式場に依頼
・演出用ムービー
オープニングムービーとサンクスムービー(両親への手紙代わり):自分で作成
自分たちは当日撮影とエンディングムービーがセット価格で安くなり、36万円→32万円に
プロフィールムービーも式場特典で33,000円→11,000円になったので式場に依頼しました。
さらに、オープニングムービーは33,000円を自分で作成することで料金はかかりませんでした。
自分たちは最初の見積額から-10万円くらいまで費用を下げることができました。
私が個人的におすすめの方法としては、
・当日撮影ムービーは式場依頼
式場依頼でしか撮影してもらえない場所(控室でのゲストの様子や新郎新婦のブライズルーム)での撮影があるため
・演出用ムービー
オープニングムービーは外注(自分の好みによって難しい編集技術が必要なため)
プロフィールムービーは外注または自作(あまりこだわりがなければ自作も可能)
エンディングムービーも撮って出しエンドロールでなければ外注または自作
その他ムービー(ウェルカムムービーやサンクスムービー)は外注または自作
上記のような場合だと、約25万円程度で全てそろえることができます。
自分で動画作成したくない方は、全て外注でも良いと思うくらいクオリティも高いのでおすすめです。
自分たちの理想とする結婚式のイメージに沿ったムービーになるよう、予算や時間を確認しつつ、夫婦で話し合って決めていきましょう。
まとめ
今回は結婚式ムービー(ウェディングムービー)の種類や相場、安く抑える方法について紹介しました。
全国の結婚式場でムービーなどの演出を行う回数は、平均で約3回(内容はオープニングムービー、プロフィールムービー、エンディングムービー)が多いようです。
参考:ゼクシィ結婚トレンド調査2022首都圏
実際に自分たちでムービーのことを考えると、いろんな種類があって悩むことが多く後回しになってしまいがち。
式場が決まり打ち合わせの段階で、理想とする結婚式はどういうものか考えておくと良いでしょう。
そうすれば、ムービーもどのような雰囲気のものが良いか分かりやすくなります。
考え過ぎてギリギリで妥協したようなムービーにならないよう気をつけましょう。
ウェディングムービーはゲストや両親を盛り上げ、感動させる大きな要素のひとつです。
自分たちも後悔をしない、やって良かったと思えるムービーを作れるようにしましょう。
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